和紙玉

和紙玉

2016年10月24日月曜日

質感の違い

和紙玉は最後の仕上げによって
質感がまったく変わってきます。

こんにゃくのりのみの場合はマットで
和紙そのもののやわらかな質感


デコパージュ専用液のなかでも
グロスタイプを選ぶとつやつやした質感で
触った時の感触も違ってきます。



2016年10月17日月曜日

カラフル

鮮やかな色でも和紙の質感で派手になりすぎません。






2016年10月14日金曜日

秋色・タッセルコーディネート

季節に合わせていろんな色を作れます。
紐、タッセルと色の組み合わせを変えると
また印象がかわります。

緑&黄緑の和紙玉+黄緑タッセル

赤紫&黄緑の和紙玉+ベージュタッセル

赤&水色の和紙玉+白タッセル

2016年10月12日水曜日

いっぱいつける

和紙玉の軽さと、どこからでもつなげられることを利用して
ボリュームのあるデザインも可能



2016年10月8日土曜日

刺してみる

和紙玉の中は発泡素材なので、刺してみたりもできます。
ワイヤー付きの造花



2016年10月7日金曜日

留具いろいろ

和紙玉は軽いので、ネックレスの留具もいろいろ遊べます。
タッセル

マグネットの埋め込み
リボン
組みひも
透明チューブ

紐の素材、リボンの色柄などを変えることで、印象が変わります。

2016年9月26日月曜日

スタッズ風

シールを利用してスタッズ風にしてみました。



作り方
①和紙玉に色をつける(布用水彩絵の具orアクリルガッシュ)
②絵の具が乾いたらデコポッジを全体に塗布
③シールを貼りたい場所にデコポッジを盛り、シールをつける


2016年9月20日火曜日

落水紙を張る

落水紙は漉きあがった和紙に上から水をかけ
その水滴の力で柄をいれたものです。


水の自然な動きにまかせて作られた和紙は
不規則で面白い柄を作り出します。

下の写真は、この落水紙を使ってつくったもの。
ピンク、赤、黄色、黄緑、緑、水色の6色を
ランダムに重ねて、最後にデコポッジで固めています。



2016年9月16日金曜日

染め紙を張る

いろいろな色に染めた和紙を和紙玉の上から張りこむと
和紙玉に絵の具で色を付けるのとはまた違う
はっきりとした色味がでます。

染め紙




2016年9月14日水曜日

消しゴムハンコで柄をつける

和紙玉に消しゴムハンコで好きなカタチをつくり
好き勝手に押していくだけで、パターンができあがります。
デコポッジでコーティングすれば
和紙とはまた違った質感になります。


消しゴムハンコはカタチが同じでも
インクの色や押すパターンを変えれば
バリエーションが広がります。


2016年9月13日火曜日

保護する(デコポッジ)

和紙玉の仕上げととして、ニスやデコパージュ専用液
などの使用をおすすめしていますが
その使用時の質感など、ご紹介します。

デコパージュ専用液は各社から販売されていますが
ここでは清原株式会社の『DecoPodge』を使っています。


写真ではなかなか伝わりにくいですが
光沢感、マットな質感に
それぞれの違いがでています。

接着力にも各自違いはありますが
どれも和紙玉には充分な接着力です。
そのほか耐水性の高さなどの違いがあります。
こちらのサイトなど参考になさってください。

























同じ色付けした和紙玉の場合
左は「こんにゃくのり」、右はデコポッジ「ベーシックグロス」

「こんにゃくのり」は、触った時の質感も和紙そのもの
あたたかい手触りです。

デコポッジを使用したものは、質感もなめらかで
和紙とはまた違った手触り
光沢感もあるので、少し革のような雰囲気になります。

仕上げで変化する和紙玉の表情を
またお楽しみください。

2016年9月12日月曜日

典具帖紙を張る

典具帖紙とは別名「カゲロウの羽」とも呼ばれる極薄の和紙です。
手漉きのものは均一でなめらか、極薄ではありますが
しなやかな丈夫さを備えています。
機械漉きのものは、より繊維の量が少なく
空気のような軽さに驚かされます。

和紙玉のうえから、むら染の典具帖紙を張ると
透明感のある淡い色合いになります。

2016年9月10日土曜日

絵を描く(アクリルガッシュ)

和紙玉は絵の具の定着が良いので
自由に絵を描くことができます。
写真のものはアクリルガッシュを使い描いたものです。
アクリルガッシュは乾燥すれば重ね塗りもできるので便利です。


あまり絵がうまくないので、雰囲気づくりのために
絵のうえから極薄の典具帖紙をはっています。

2016年9月9日金曜日

和紙玉の軽さ

和紙玉をアクセサリーにしたときの良さはまず軽さです。
大き目のデザインでもつけているのを忘れてしまうほど。




このネックレスだと14g

風が強いとスカーフのようになびくので
飛ばされないよう注意です。

2016年9月8日木曜日

和紙で柄をつける



和紙同士だと素材感に違和感なく馴染みます。

写真の水玉は
①好きな色の染め和紙をパンチで穴を開ける
②切り抜かれた○を和紙玉に貼る
(和紙玉と○、双方に水をつけ貼りつけます)
③剥がれ防止に、上から極薄の典具帖紙を貼る
(和紙玉が濡れていれば、そのまま貼れます)
④保護する
※写真のものは「こんにゃくのり」を使用
※デコポッジなどを使用する場合は和紙玉が完全に乾いてから塗布してください。

2016年9月6日火曜日

つなげる(準備)

和紙玉には穴が開いていません。
そのかわり、土台が発泡素材なので
どこからでも穴を開けることができます。




【針と糸】
縫い針に糸を通し、そのままつなげていきます。
糸によって針の大きさは変わってきますが
玉の直径より長い針をお使いください。

☆糸が見えないデザインに便利です。




【穴を開ける】
目打ち、千枚通しなどの道具を使い、少し大きめの穴を
開けておけば、コード、ロープ、リボンなどを通せ
それを入れ替えることも可能になります。


①玉に通す。
・力ずくで押し込むと、玉が変形する恐れがあるので
先を差し入れてからは、ゆっくりと回しながら進めて
ください。
・このとき、破れた和紙が引っ張られ外に向けて
伸びます。



②穴の縁を処理する

伸びた和紙を、穴の内側に押し込みます。
押し込めたら、最初差し込んだ穴と反対方向から
もう一度差し込み、和紙を落ち着かせます。

・チェーンなどの引っ掛かりの多いものでなければ
この工程だけで大丈夫です。
・デコポッジなど接着力が高いものを使用する場合は
穴を開けたのち、表面に塗布してください。
穴をふさがないよう、穴の内側に少し塗布すると安心です。



参考:ひも通し
穴にコードなどを通す場合、細めの針金(ワイヤー)で
紐通しを自作すると簡単です。

1.ワイヤーをコードに差し通す
2.中央で2つ折りにし、2本のワイヤーをねじり針状にする


2016年9月3日土曜日

保護する


和紙玉は、水の力だけで張りこんでいます。
そのままでは摩擦などで毛羽立ったり
剥がれてきてしまうので、なんだかの方法で
保護することが必要となってきます。


ここでは保護するための仕上げ材など
紹介していきます。




『水性ニス』
木や粘土、紙などさまざまなクラフト作品の仕上げ用
水性なので絵の具と混ぜることもでき、乾くと耐水効果も期待できます。
光沢、質感などを選べたり、塗る回数によっても風合いを変えられます。
☆画材店、DIY専門店などで手に入ります。


『デコパージュ液』
デコパージュは、専用液を使い、好きな色柄の紙などを木やガラス、箱などに
貼りつけていくヨーロッパからきたハンドメイドの技法です。
この専用液は、接着性が高く、種類によっては耐水効果なども期待できます。
☆手芸用品店などで手に入ります。


《注意点》
※ニスやデコパージュ液は、乾燥後も粘度が高いので穴を開ける場合
和紙が引っ張られて伸びたりします。
①色、柄をつける
②穴を開ける
③ニス、デコパージュ液を塗る
この順序で制作されることをおすすめします。
※アクセサリーなどで玉をつなげる場合、ニスやデコパージュ液が完全に
乾いてから使用してください。乾いてないと玉がひっついてしまします。



『こんにゃくのり』
こんにゃくのりは、古くから和紙の接着や強化、防水のために使われてきたものです。
こんにゃくの粉を水に溶かし和紙に塗り、重ねれば重ねるほど強度が増していきます。
和紙そのままの風合いを活かしたい場合に使用します。
☆和紙専門店などで手に入ります。


それぞれの特徴にあわせ、ご使用ください。

和紙ができるまで

和紙玉の和紙は愛媛県内子町五十崎で
作られている手漉き和紙です。
水と植物(木)というシンプルな素材が
和紙になっていく工程をごらんください。


工程① 原料の選択と煮沸
原料は楮(コウゾ)・三椏など
数日間水に浸した後、化成ソーダ等の薬品にて2~3時間煮沸殺菌

工程② 水洗い
繊維以外のゴミを除くために水洗いし
その後一週間ほど日にさらした後、ふたたび水洗い

工程③ ちりとり
人の手と目で、原料から不純物を取り除く作業を3回繰り返す

工程④ 漉き舟に投入
ちりとり後、原料の繊維を漉き舟に投入
トロロアオイから抽出した粘液を繊維が沈まないよう撹拌
トロロアオイの強力な粘性で、原料が水の中で分散され紙を漉ける状態になる

工程⑤ 紙漉き
紙漉きには冷水が必須。漉き枠を縦横に揺らしながら動かし続ける。
水の重さを中腰で受け止めながら作業する

工程⑥ 圧縮
漉きあがった和紙を重ねたまま一晩おき、圧搾をして水分を取り除く

工程⑦ 乾燥
一枚一枚ずつはがし、板に貼りつけ乾燥させる

工程⑧ 検品・選別
一枚一枚ずつ人の目によって厳しく検査され選別


和紙の生まれる場所 愛媛県内子町五十崎は
恵まれた水に、風が気持ちよく通り抜ける山あいの地にあります