和紙玉の和紙は愛媛県内子町五十崎で
作られている手漉き和紙です。
水と植物(木)というシンプルな素材が
和紙になっていく工程をごらんください。
工程① 原料の選択と煮沸
原料は楮(コウゾ)・三椏など
数日間水に浸した後、化成ソーダ等の薬品にて2~3時間煮沸殺菌
工程② 水洗い
繊維以外のゴミを除くために水洗いし
その後一週間ほど日にさらした後、ふたたび水洗い
工程③ ちりとり
人の手と目で、原料から不純物を取り除く作業を3回繰り返す
工程④ 漉き舟に投入
ちりとり後、原料の繊維を漉き舟に投入
トロロアオイから抽出した粘液を繊維が沈まないよう撹拌
トロロアオイの強力な粘性で、原料が水の中で分散され紙を漉ける状態になる
工程⑤ 紙漉き
紙漉きには冷水が必須。漉き枠を縦横に揺らしながら動かし続ける。
水の重さを中腰で受け止めながら作業する
工程⑥ 圧縮
漉きあがった和紙を重ねたまま一晩おき、圧搾をして水分を取り除く
工程⑦ 乾燥
一枚一枚ずつはがし、板に貼りつけ乾燥させる
工程⑧ 検品・選別
一枚一枚ずつ人の目によって厳しく検査され選別
和紙の生まれる場所 愛媛県内子町五十崎は
恵まれた水に、風が気持ちよく通り抜ける山あいの地にあります